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所属弁護士によるコラム
~Leagal Time~

第1回 交通事故(その1)
第2回 交通事故(その2)
第3回 民事裁判と刑事裁判について
第4回 大阪弁護士会の会派
◆ 第2回 交通事故(その2)                 弁護士 井元 亨

交通事故(その2) 1. 損害賠償額
⑴ さて,交通事故の被害者になった場合,相手方(加害者)に対し,いくらの損害を請求することができるでしょうか。次の設例に基づいて考えてみましょう。

(設例)
サラリーマンのAさんは,乗用車を運転中,Bさんの運転する車に追突されました。Aさんの車の時価は100万円,修理費用は150万円でした。また,Aさんは鞭打ち症になり,病院に通算3か月間通院しました。治療代は15万円,通院のためのバス代は2万円かかりました。Aさんは,3か月間会社を休みました。3か月後,医者からこれ以上は症状は改善しないといわれ,14級の後遺障害の認定を受けました。なお,Aさんの年収は600万円です。

⑵ この設例の場合,Aさんの損害は以下のとおりとなります。
① 車の損害    100万円(時価と修理費用との少ないほうが損害となります)
② 治療代      15万円
③ 通院交通費    2万円
④ 通院慰謝料    48万円(通院期間と実際の通院日の関係で変動します)
⑤ 休業損害    150万円
⑥ 後遺障害慰謝料 110万円
⑦ 逸失利益     60万円

したがって,Aさんの請求できる損害額は,485万円となります。なお,これは設例に基づく概算の額ですので,実際の事故の場合は状況に応じて変動します。

2. 症状固定とは
治療期間は,怪我の程度によって異なりますが,一般的に約3ヶ月から6ヶ月間とされ,治療の打ち切りの目安とされます。治療を続けても症状の改善が見られず,治療の効果が得られなくなった時点を「症状固定」といいます。
ただ,万が一,重度の後遺障害が残ってしまった場合には,今後の介護,看護の体制も考慮して,医師と相談して治療継続の可否につき,慎重に判断すべきです。なお,「症状固定」後の治療費などは損害の範囲には含まれないので,注意してください。


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